吉元 陽子 PROJECT 04

PROJECT
04

【円陣インタビュー】片付けを通じて、「ひとりじゃない」を届ける。

吉元さん メイン写真
片付けを通じて、「ひとりじゃない」を届ける。
自身の葛藤をキャリアに変え、心に寄り添う居場所を。

共創型起業プログラム「円陣」は、東広島市をフィールドに、社会課題の解決に仲間と挑むプロジェクト。プレイヤー、伴走者、サポーターが一丸となって、事業プランをビジネス的手法で磨き上げ、具体的な実践につなげることを目指しています。

今回は、片付けを通じた「安心」を届ける活動に取り組むプレイヤー、吉元さんにお話を伺いました。

吉元さんは、主婦として子育てに専念してきた中で、自身のうつ病や子どもの不登校といった経験をきっかけに、片付けを通じた心のケアを提供するサービスを考えました。プロの清掃業者と福祉の間に立ち、誰もが「ひとりじゃない」と感じられる社会を目指して活動中です。

自身の経験が活動の軸に

■ 円陣での活動内容を教えてください。

片付けを通じて、住環境を整えることで、心が軽くなる。そばに居てもらうだけでほっとするような安心感を提供します。ただ「捨てる・捨てない」の判断をするだけではなく、依頼者に寄り添い、一緒に手を動かしながら心と空間を整えていく。既存の専門業者と福祉の「中間」にあるような、身近で安心できるサービスの提供を目指しています。

■活動を始めたきっかけは何ですか?

三女の不登校をきっかけにうつ病を患い、先が見えないほどしんどい時期を経験しました。しかし、家族や地域の人、ママ友、カウンセラーに支えられて、徐々に良くなっていきました。そんな時、無性に「家も心も軽くしたい」と思い立ち、片付けを始めたんです。すると、空間が整うにつれて、不思議と心も軽くなっていくのを感じました。

「あの時、誰かが一緒にいてくれたら」

自分の経験を活かし、不登校や子育ての悩みに共感できるスタッフが依頼者と同じ目線で作業する。弱みやしんどかった過去を黒歴史にせず、「キャリア」として活かすことができ、それが人の役に立つ。そんなサービスの形を目指しています。

片付けの様子

(写真:吉元さんが訪問した家で、片付ける前と後の様子)

【円陣での実践】初挑戦の連続と葛藤

■円陣に申し込んだきっかけは何ですか?

自分らしく形にしたいけれどどうすればいいか悩んでいた時、夫が後押ししてくれたこともあり、一歩踏み出してみようと決めました。

イベントの様子1
イベントの様子2
(写真:円陣期間中に開催したイベントの様子)

■一番苦労したことや、悩んだことは何ですか?

自分と向き合うことですね。円陣の活動をしていると、人と比べて落ち込むこともあります。無いものを作り出す大変さを感じながらも、今はその過程を楽しむことができています。

「大人は楽しい」と子どもたちに思ってもらいたい。

親である私が自分の経験を活かし、ワクワクしながら誰かの役に立っている姿を見ることで、子どもたちに「大人になるって素敵だな」と感じてもらえたら嬉しいですね。

片付けた先の循環を目指して

「片付け」そのものが目的ではなく、その先にある「安心感」を提供しているんだ、という意識が強くなりました。何気ない会話の中で心が軽くなるような、安心を置く仕事をしていきたいと考えています。

「片付けた先に何がしたいか」

自分自身が片付けた後、その部屋で主人がラジオ体操をしていて、それを見て子どもたちが笑っている。その時にすごく幸せで居心地が良いなって思ったんです。

居心地の良い瞬間

(写真:吉元さんが居心地が良いと感じた瞬間)

今後は空き家を活用したシェアハウスを作りたいと考えています。片付けで物を循環させ、スタッフの雇用で人を循環させ、地域の大人が関わってくれる居場所を作りたいと思っています。


その他の活動状況

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