キッズキャリアスクール2020(第1期 2日目)
「自分が本当に好きなことって何かな。」「自分はどんな人間なのかな。」
自分を深く知るための100本ノック、後半戦スタートです!
キッズキャリアスクール2020(第1期 2日目)
1日目に引き続き本場欧州のアンティーク家具でミライノ+を異国情緒溢れる雰囲気に飾りつけてくださったのはリ・カムアクロス(豊栄)さんです。より寛ぎながら学びを深めて欲しいと、今回はラグを多めに配置してくださいました。
「自分を知り」「自ら行動する」ことが出来るようになるのがこのスクールの目的、今日は「自分を知ること」をより深めた上で、それをプレゼンテーションするという大きな冒険にチャレンジしました!
午前中は前回の振り返りと宿題の発表!
「自分が行きたい国や気になる国、調べてきたかなぁ!?」
次々と手を上げて発表する子どもたち、何々、アルゼンチン、韓国、イタリア、アイスランド、カナダ、ヨルダン…海外旅行が大好きなクッキー先生も目をキラキラさせながら聞き入っています。なぜ?どうして?そう思うの??そこから見えてくる「自分の興味」の根っこを探っていくと…今回は「作ること」や「食べること」に関心がある子が多かったように感じました。
続いて「仕事に活かせる自分の得意なこと」を探りました。
グループに分かれて、気になる仕事のキーワードを拾い上げ、そこから「なぜ?そう思ったのか」を考えます。一人で、そしてお友達に聞きながら!
えっ、カメラマンになりたい!? なんと!今日は山口さんというプロのカメラマンが撮影に入ってくれてますよ。
こんなチャンスないぞ!さっそくインタビューです!
お友達の力も借りて、自分という存在を見つめ直した子供たち、最後は2日間の学びをギュッと詰め込んだプレゼンテーションに挑みます!
まず「結論」次に「理由」…数字を入れて具体的に…身振り手振りも入れて…、大人顔負けのプレゼンスキルを学んだ子どもたちはそれを即実行!その柔軟性に大人も思わず唸ります。
「メキシコに行きたい!みんなを笑顔にする祭りについて調べたい。」
「ドイツで新しいスタイルの教育の在り方を学んで、みんなに伝えたい。」
「作家になりたい。見た目が文字だらけでがっかりする小説を、1ページに1つ挿絵をすることで読みやすくしたい。」
「カメラマンになりたい。風景や小さな頃の記憶をちゃんと残したいから。」
自分の興味や関心に加えて、広く社会の役に立ちたいという視点の発言が多かったように感じました。
そしてフィードバックも素晴らしかったです。子ども同士、先生から、そして親御さんから否定の一切ない前向きなコメントをもらった子供たち、照れ笑いが印象的でした。カメラマンの山口さんも「えっ、撮影しながら聞いてたの?」と驚くようなフィードバック、人の良い面に光を当てる職業人ならでは視点に、私は心の中でなんども頷いてしまいました。
アンケートの時間を使って、親御さんに1日目のセミナーを受けての変化をお聞きしてみました。
「家族ツリーを作る中で聞かれた(祖父母の)こと、私も知らないことがたくさんあり勉強になりました。」
「自分のことがよく分かった」と言って帰ってきたのが印象的でした。
「会場の飾りつけや素敵な本棚がとても気に入ったようです。」
「自分はどういう人間なのか」ということへの新たな発見があった様子です。
親として、子どもの「見たい」「知りたい」を否定しないよう心掛けていきます。
たった1日、ほんの僅かの経験ではありますが、子どもたちの胸にはこれまで考えたことのない問題を考えぬ抜いた充実感が満ちていたのではないでしょうか。
会場は南北の窓/扉を大きく開け、サーキュレーターや空気清浄機も併用してしっかり換気を行いました。マスクの着用、アルコール消毒へご協力いただき、本当にありがとうございました。