ロボホンと遊ぼう!プログラミング教室(中級教室)
ロボホンと遊ぼう!
2月7日(土)、プログラミング教室(中級教室)をミライノで開催しました。
12月からロボホンが地域に出て行き、各地で初級教室を開催してきましたが、より発展的な内容を扱った集大成としての催しとなりました。
ロボホンの開発元であるシャープ株式会社の社員の方々をミライノにお招きし、SDGsへの取組、ITとICTの違いなどについて教えていただきました。
日本の社会課題として、少子高齢化が進み人口が減少している問題が挙げられます。
高齢化が進んで病気の人が増える、働き手がいなくて困っている会社が増える、住民が減少している地域では交通手段がなくなって買い物にいけない人がいる、など。
これらの課題を解決するために役に立つのがITとICTという技術です。
IT(Information Technology)は、パソコンやスマホなどのコンピュータを使った情報技術のことを言います。
一方で、ICTとはコミュニケーションというのがキーワードです。
ICT(Information and Communication Technology)とは、パソコンやスマホなどのITを使って、人と人とがコミュニケーションをとり、つながることが特徴とされています。
このITやICTの技術を使うことによって、遠隔のビデオ通話などでいつでもどこでも医療を受けることが出来るようになる、時間がかかる単純な作業をロボットがやってくれるようになる、安全な自動運転の車で移動できるようになるなど、課題解決の手段となることが見込まれます。
今回のメインである、プログラミングの基本について丁寧に教えていただきました。
プログラミングの基本構造は、①順次実行②条件分岐③繰り返し。
①順次実行…あらかじめ決められた順番どおりに、プログラムが実行されること。
②条件分岐…条件が満たされているかどうかで、プログラムの実行内容を変えること。
③繰り返し…決められたルールで、プログラムを繰り返して実行すること。
初級教室の際に参加者に伝わりづらかった変数についてもご説明いただきました。
変数とは、データを入れておく箱のようなもので、自由に中身を見たり、書きかえたりできるものです。
文字で説明するだけだと分かりにくいかもしれませんが、例えば「整数1」と名付けた箱にロボホンが聞き取った言葉を数値にするようプログラミングすると、
ロボホンが聞き取った数字に適宜変わっていき、複数の変数を使って掛け算などを行う際に違った答えを出すことができます。
どちらの処理を実行するかをランダムにして、面白さや意外性のあるプログラムにするランダム処理についても説明がありました。
ロボホンが話す速度をランダムにし、すごい速さで早口言葉を言ったり、逆に早口言葉なのにすごくゆっくり話すなど、予想できないおもしろさが感じられました。
休憩を挟んで、前半で学んだことを生かして各自好きなようにプログラムを組んでもらい、最終的には各自が考えたプログラムを実演してもらい、プログラムの内容を説明してもらいました。
ロボホンがなぞなぞを出してくれるプログラム、某スマートスピーカーの隠しコマンドを再現したプログラム、条件分岐とランダム処理を組み合わせたじゃんけんのプログラム、条件分岐とランダム処理、繰り返しを組み合わせたプログラムなど、各自が創意工夫を凝らしたプログラムを組んでくれました。
それぞれのプログラムについてシャープ株式会社の方々からコメントをいただきました。
特に、条件分岐について網羅的に捕捉しているプログラムを作った児童もおり、シャープ株式会社の方も驚いていました。
今日のプログラミング教室をきっかけにプログラミングやITやICTなどの技術に興味を持ってもらえると嬉しいです。
主催
東広島イノベーションラボ ミライノ+
開催協力
シャープ株式会社
注意事項
・「ロボホン」、「ロブリック」は、シャープ株式会社の商標又は登録商標です。