ボードゲームで学ぶ!?資金繰り事業拡大体験学習セミナーを開催しました!
ボードゲームで学ぶ!?資金繰り事業拡大体験学習セミナーを開催しました!
12月4日にボードゲームで学ぶ!?資金繰り事業拡大体験学習セミナーを開催しました。このセミナーは、創業希望者や創業間もない経営者の方を対象に、経営に必要な財務知識や資金繰りに関する知識を身につけてもらうため、公認会計士からの講義だけでなく、ボードゲームを活用した資金繰りの疑似体験や、個人向けフィードバックを盛り込みました。
講師には
中川公認会計士・税理士事務所 中川 宏介 様
ボードゲーム運営には
ボードゲームの開発者でもある みらい株式会社 藤井 健史 様 をはじめとした、みらい株式会社の皆様にご協力をいただきました。
~資金繰り疑似体験ボードゲーム「Founder’s Game」~
経営者として知っておくべき会計・財務の基礎知識
まずは、公認会計士の中川先生から会計・財務の基礎知識をテーマに、講義をいただきました。
会計や財務諸表については
①会計は自社の経営成績や財政状態などを「数字」という具体的な基準で把握できる
②財務諸表の利用者は主に金融機関・投資家・取引先が利用し、それぞれ、融資とその回収可能性の判断、将来性の判断、与信の判断に利用される。
の2点をポイントに説明をいただきました。
また、経営者がしっておくべき基礎知識については
①収益及び費用の計上時点(いつ、売上高の計上をするべきか)、②人件費の負担、③資金調達手段、④資金繰り、⑤金融機関が好む企業についての5点をポイントに説明をいただきました。
これらの知識は後のボードゲームで実際に考えるポイントでもありました。
講義の後には、参加者からたくさんの質問をうけておりました。
~講師の中川先生~
資金繰り疑似体験ボードゲーム
講義に続いて、資金繰り疑似体験ボードゲーム「Founder’s Game」を行いました。
ボードゲームの開発者であるみらい株式会社の藤井様からゲームの説明をいただきながら、創業者が創業前後に体験する資金繰りについて、ボードゲームを通じて事業拡大や売上向上等の事業運営を疑似体験するというゲームの狙いや、ルールを参加者の中で共有しました。
~説明をするみらい株式会社藤井様~
各テーブル5~6人のグループをつくり、それぞれのテーブルにファシリテーターに入っていただき、ゲームを開始しました。
ボードゲームでは創業前と創業後のフェーズにわかれ、創業前では手持ち資金の投資先(設備投資、人件費、生産機能等)を、創業後では3年間の事業運営を通じてお金の出入りを疑似体験しました。
・お金の「入りと出」は出ていくことが先であり、お金が入ってくるかわからない、回収できるかわからない状況でお金を使うという覚悟がいる。
・事業拡大したいが、一人では限界がくるために仲間が必要。苦手なことは対価を払って人を頼り、自分は得意なことに集中することで事業拡大を目指す。
・借金は不安だが怖くない。最初は自己資金の規模で始めるが事業拡大を考えるのであればいずれ借金が必要なタイミングが訪れることを知る。
参加者の皆さんは、講義で教えて頂いたこと、また自分で考えている事業を重ね合わせてゲームを体験しておりました。
~ボードゲームで疑似体験を行う参加者~
個別のボードゲーム終了後のフィードバックでは、ボードゲームでの自分のプレイスタイルと「自分がやりたい事業がどこに属すと思うか」を発表し、それぞれのグループのファシリテーターからコメントをもらっておりました。
参加者にとって、創業に関する経営に必要な財務知識や資金繰りに関する知識の習得のほかに、年代や性別、自身の創業アイデアを超えた交流が活性化されたセミナーとなったのではないでしょうか。
~ファシリテーターからフィードバックを受ける参加者~