アーカイブレポートARCHIVE REPORT

REPORT

ひがしひろしま創業塾2022~冬の陣~Day2

創業塾~冬の陣~2日目

創業塾~冬の陣~2日目は、今年度ミライノ+が大変お世話になっている合同会社ひとむすびの代表である山田 芳雅さんを講師にお迎えし、顧客とは誰か、顧客は何を求めているのか、といったビジネスの根幹を学びました。

まずは山田さんご自身の自己紹介、創業時から現在までの経緯など具体的なお話をお聞きしました。
続いて、経営学で使われる用語の説明とその意義についてお話いただきました。

STP戦略:消費者志向のマーケティングを実現するためのフレームワークで、セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングの頭文字を取ったもの。
セグメンテーション:市場を年齢や居住地などで分類し、細分化する。
ターゲティング:どの市場を狙うべきか決める。
ポジショニング:ターゲット市場の中で、自社の立ち位置を明確にする。

今回のセミナーでは、特にセグメンテーションについて詳しく扱いました。
セグメントを考えるうえで大切な「ペルソナ」とは、一般にイメージする「ターゲット」とは異なり、
・基本情報
・資産情報
・家族構成
・生活習慣
・趣味関連
・目標設定
・SNS
など、より詳細な人物像を設定します。

ペルソナをなぜ設定するのか。

漠然とした1,000人ではなく、1人を描くことで、本当に喜ばれるサービスを最初につくる。
その後、そのサービスを100人、1,000人に広げていく。
そのためには、顧客がどのような人で、どのようなタイミングで自分のサービスを使ってくれるか、深く理解する必要があります。
仮説→検証を繰り返しながら顧客のペルソナを具体的にしていきます。

後半では、ビジネスを行っていくうえでの関係者(顧客、取引先、メディア等)について学びました。

金銭、資産、財産、株式、不動産などの経済的な資本である経済資本対比して、職場、友人、地域などでの持続的なネットワークによる資本を社会関係資本(ソーシャルキャピタル)といいます。
社会関係資本(ソーシャルキャピタル)とは、様々な種類の関係者(個人、地域社会、国、組織、集団)が、他の関係者とつながること、社会的な関係への影響、つながりを通して得られる様々な資源、諸利益の価値の合計を指し、つまるところ「つながり」の多さを表します。
創業初期は、基本的には資金に余裕はないので、(経済資本も必要ですが)社会関係資本も稼ぎながら利用していくことが大事です。

自身の有する社会関係資本の見える化をするため、ワークでステークホルダーマップを描きました。
今回のワークを通して、自身の顧客が具体的にイメージできたのではないでしょうか。
忙しい時にこそ今回の内容を振り返ってみましょう!

 

【創業等支援事業】

「ひがしひろしま創業塾」は産業競争力強化法に基づく特定創業等支援事業です。
全講義出席された方は、東広島市が発行する証明書により、東広島市内で会社を
設立する際の登録免許税の軽減措置や創業関連保証枠の拡充などの特例を受けることができます。

開催概要

テーマひがしひろしま創業塾2022~冬の陣~Day2
日時2022年11月29日(火) 19:00~21:30
場所東広島イノベーションラボ ミライノ+
(東広島市西条岡町10-10)
定員20名(応募者多数の場合選考)
対象者●東広島市在住の方又は東広島市内で創業を考えている方
●やりたい事業が既に決まっており、起業・創業を検討されている方
●創業後間もない方
※基本的には4講座全て受講できる方
注意事項※当日の活動写真をSNSやHPに掲載させていただくことがあります。不都合のある方はお申し出ください。
みなさまのご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
申込みについて

その他のアーカイブレポート

  • アーカイブレポート

    【企業×地域団体】「地域活動が企業を強くする」を開催しました!

  • アーカイブレポート

    【SDGs×企業×教育】持続可能な社会の創り手を繋げるイベントを開催しました

  • アーカイブレポート

    ビジネススキルアップセミナー「SNS・ECチャレンジ!セミナー」を開催しました!

  • アーカイブレポート

    プチ起業講座の集大成!チャレンジマルシェ開催レポート

記事の一覧へ